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2015年05月22日

 嘉手納以南の基地返還は 0.7%にすぎず 負担軽減にならない

 基地移設反対派の方々の物言いの中のひとつで
 嘉手納以南の基地返還が実現しても 0.7パーセントにすぎず
 沖縄の負担軽減にはならない というおかしな理屈があり
 先日 外国人記者クラブに招かれた我が県のトップ翁長知事は
 そんなトンチンカンな話を 自信たっぷりに 世界に向けて発信してしまった

 日本の中にある米軍専用施設の 73.8パーセントが沖縄にあり
 嘉手納以南の返還があっても 73.8パーセントが 73.1パーセントにしかならない
 わずか0.7パーセントしか減らないのでは 負担の軽減とは言えない
 
 この 沖縄の負担は 日本全体の75パーセント論は
 いろんな人が詳しく説明している

 自衛隊と米軍の協調が進み 沖縄の基地の全てが 自衛隊との共同使用になれば
 何の返還が無くても 沖縄の負担は0パーセントになってしまう という説もある

 しかし それはどちらにしろ どうでもいい話だ
 持論を補強するために 都合のいいように数字を利用しているだけで
 いくら数字をこねくり回しても 基地を目の前にしている人は救われない
 
 フェンスを目の前にしれいる人の負担は 実感としては100パーセントだろうし
 それが小さく言われてしまうのは 言い逃れに聞こえてしまうのかもしれない
 しかし一方で フェンスを目にすることもなく 騒音に悩まされることもなく
 米兵の犯罪におびえることもない そんな沖縄県民は 決して少なくない
 
 そもそもそんな数字 資料の使い方として意味のあるものではないのだ


 でも沖縄県民なら 冷静になって考えればわかるはずだ
 普天間基地がなくなり 58号線 330号線から フェンスが消えるのだ
 この爽快感が 解放感が 0.7パーセントのはずがない
 すぐに達成できる未来ではないにしろ そこに向かって努力することが
 間違っているはずがない
 沖縄の知事が 何パーセントだから意味がないと
 その努力をバカにするなんんて なんとも情けない話だ


 沖縄返還以来 米軍基地は着実に返還され続けてきた それなのに
 那覇市内にもフェンスがあり 制服を着たアーミーを普通に通りで目にした記憶を
 持っていながら 「復帰前と何にも変わらない」 と真顔で言ってのける人たちが
 沖縄にはたくさんいる

 牧港住宅地の返還にも 根強い反対運動があった 
 住宅地の移転は基地機能の強化になるというわけのわからい理由で
 反対運動を展開した人たちもいた

 返還された牧港住宅地は おもろまちとなり 返還反対を唱えた同じ口によって
 基地返還跡地の経済発展の象徴として語られる

 そして 何の矛盾も感じずに また反対運動を繰り返すのだ

 反基地でさえあれば どんな理屈でも 本気で信じることができるのかもしれない 
 反基地でさえあれば そこに矛盾はないのだろう

 カルトの島沖縄か~
 なんだかな~

 終わり



Posted by モトミヤ at 20:03│Comments(0)
 
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